失恋にも浸れない!〜私、王子様の彼女になったんですか!?〜
「湊太くん。聞いてくれて……ありがとう。」


「えっと、じゃ、失礼します!!」



今迄の私じゃ出来ない大きな声、

そう、
素の私で、湊太くんの前に立って最後の挨拶。

そうすれば、

湊太くんは苦笑いで、
青葉さん、キャラ違うよ(笑)無理しすぎだよって。


あは、は。
湊太くん、

これが本当の私です。



でも、
答えをくれて、本当に……ありがとう。



そう思い、
私は和泉陽汰の部屋から出て行った。
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