失恋にも浸れない!〜私、王子様の彼女になったんですか!?〜
「慰めたけど?まだ足りない?
……なら、次は何がいい?」


そう言って、
また、意地悪く笑う和泉に、

1歩後ずさり、



「……。」


「なんだよ?お前、失礼すぎだろ?」



……。

失礼……。

し、つれい……

「……って、お前が言うなーー!!!」




そう言って、
また、鞄で和泉の顔目掛けて叩きつけた。



「いってー!!」



そんな声が聞こえたけど、
もう知るもんか!!!

そのまま、

私はもう逃げていた。
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