失恋にも浸れない!〜私、王子様の彼女になったんですか!?〜
そんな私に、

「風邪かー?」

無邪気に聞いてくるのは、
一年の時も同じクラスメイトだった、五十嵐亮平。

明るくて、
男女問わず、いつも誰とでも仲良さそう。

まぁ、身長もそんなに高くないから、
なんか、可愛いらしい感じがするから余計に。




「あ、うん。……そーかな?」

「わかんねーのかよ(笑)」



「あ、いや、でも、もう大丈夫!……です。」



いまいちキャラがブレだしてる。

止めようと思えば、
すぐ止めれるけど、

さすがに急にそれは……



「あー。でも、良かった!」

「へ?」

何がか分からず、
不思議な顔でいれば、



「青葉さん、あんま一年の時話さなかったろ?話かけても、あんま喋んねーし。」

……。



「……ごめん。」

「あ!!違っ!!そーじゃなくて!!」



慌てるように、謝る五十嵐君に、

ますます
気まずくなりえっと?と言葉を促す。



「まぁとにかく話せて良かったって事!な?友達!!友達!!」

そう言って無邪気にまた、笑い出す。
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