失恋にも浸れない!〜私、王子様の彼女になったんですか!?〜
あー。


こういう人と、友達とかになったら、
また、高校生活楽しくなるのかな……。



もう、湊太くんを追いかけても
仕方ない。


キャラ作っても、私なんて、必要ない。

私は、
この一年、一体何をしてたんだろ。

後悔なんて、しないと言っていた自分が、

弱まる一方な自分が、

情けなくて……。



涙ぐみそうになる目を
無理やり、瞑って、

また、開き、


「うん。亮平君、ありがとう。和泉君、日誌、ありがとう。今日は、私やって、おくね。」




そう言って、2人から視線を外し、
自分の席で朝の支度を始めた。
< 87 / 199 >

この作品をシェア

pagetop