失恋にも浸れない！〜私、王子様の彼女になったんですか！？〜

そう言ってれば、
教室のドアから、

｢陽汰君いるー？｣って、見知らぬ女子達。

｢んー、先輩ー？｣


先輩かよ。

いいご身分だこと。



｢一緒帰ろー♡｣

｢俺、週番って、昨日言ったじゃん、｣



そう言って立ち上がったので、


｢和泉君、本当に大丈夫だから。私、この後図書室に行くし。そのついでに、そのまま出しておくね。｣


それが聞こえたのか、
先輩達とやらが、



｢優っさし〜♡んじゃ、帰ろーよー！｣


そう言って、
和泉の周りに集まり、会話が始まる。



そのまま和泉を無視して、
日誌を書き、

やることやってれば、
和泉の姿はもうなかった。




はぁ。
本当に何なの、このタイミング！！

もう関わりたくないっての！！

そう思いながら、
日誌を書き上げ、それを職員室に渡し、

そのまま図書室へ向かった。