いくらみんなに笑われても。
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言えないもどかしさ
「────次の振りむずいよぉ!?キックしてさっきのステップでぇ、、、、ななー?おーい!!」
「あ!ごめん。」
「昨日寝てないでしょ。」
「宿題に終われてたよ(笑)」
「でもダンスはちゃんとやれぇ!あんたにはダンスしかないでしょ。」
「うん!ダンスが一番じゃなくなることはない!」
この子は、私の親友カナ。
「おつかれー。」
「うんおつかれ!さすがに6時間踊ると疲れるわー。」
「んね!ところでさ、ななの好きな人知りたいな…」
「ダメだよ!カナが教えてくれたら言うかもね!」
「私、学校の子だから。」
「いいから!」