笑顔の君とボク
「今、笑いましたよね!」
少女はキラキラした目で
物凄く近くに寄ってきた。
「え、まあ。あまりにも君がアタフタしてたので」
「わわわわ!嬉しい!笑顔はステキですよ♪」
少女は目尻を上にクイッと上げて笑った。
その聞きなれないステキという言葉に少し、恥ずかしくなった。
「ステキじゃないよ、傘、ありがとう。借ります」
傘をさし、お辞儀をして ボクは帰った。
少し振り返ると、笑ってる少女がいた
ボクは少し恥ずかしくなって、前を見て
もう1度振り返ってみた
「またね!!」
少女は手を振って、笑った。
ボクはもう1度お辞儀をして、帰った。