アベコベ☆ボーイミーツガール
「唯!!!」

「え!?は、はい!!」

「ごめん、嫌な事言って。私、高橋くんに嫉妬してしまいました」

「え?あかり…?」

「唯、


大好きだよ。

半年前、告白して、唯が女の子だって知ってからも、もっともっと唯が好きになった。でもそれが怖くて、向き合えなくて…こんなこと…気持ち悪いと思うけど…けど…」

泣きながら、必死に私は伝えた。

ああ…引かれちゃうだろうな

女の子に、しかも彼氏がいる前で。これはかなり痛い…



「あかり」


唯が私を呼ぶ。怖くて顔を上げられない。あのいつも向けてくれた笑顔が…崩れるのを見たくない…


「あかりさん、顔上げろよ」

はじめが背中をバシッとたたく。それは唯がいつも私にするものととても似ていた。


「唯…」


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