「あのさ・・・付き合ってる人とか、結婚してるの?」
「?してないけど、なんで?」
「そ、それは・・・。」
「俺の事が好きなのか?」
「それは・・・関係ないでしょう。姫と騎士なんから、無理に決まってるじゃない。」
「まぁな。智恵子が変えればもっといい国になると思うがな。」
「私は・・・。洋介がフラインド王国から出る前から好きだった。洋介は料理もお菓子も作るの上手だったし。でも洋介がいなくなるのも好きな人がいたのはとても辛い。」
「そうか。俺は、料理もお菓子を作るのは大好きだけど。でも・・・全て彼女が教えてくれたから生きて来れたんだ。」
「彼女?好きだった女性ですか?」
「いや。俺は一人暮らしだったからな、心配のあまり、全て教えてくれていたから、何でもできるようになったからなぁ。」
「その方は全て教えてくれてたんですね。」
「彼女が教えてくれなかったら、お弁当のオンパレードか、食べないで終わる日が多いからな。」
「体に悪い事をしていたの?」
「まーな。」
「彼女のおがけで普通にやれるんだね。すごいなぁ。」
「市民の生活と同じように教えてやるよ。」
「野宿も教えてくださいね。」
「分かったよ。剣術も教えてやるよ。」
「ありがとう。とこで寝ればいいんでしょうか?」
「オレと一緒に寝るんだろ?」
「え?」
耳打ちで話をしました。
「智恵子を狙う奴らが多い。なるべく俺の側で守れるようにさせてくれ。」
「洋介・・・。私、人生初の戦いとはいえ、チャレンジしてみる。」
「そうか。」
「それにね。私は、女王とか騎士とか関係なしで洋介の事が好き。」
「こんな俺でも良いのか?」
「あの日から、ずっと憧れから好きになっていったの。ダメの理由は無いの。」
「そうか。よろしくな。」
笑顔で智恵子の頭を撫でると智恵子はドキとして出れ始めました。
「どうした?顔が赤いぞ。」
「そ、それは・・・。」
「そうか。何も言わなくてもいい。」
『何だろう。急に優しいくなったつうか、いい男になった感じ。初めて感じるこのときめきが恋なの?どうすればいいの?』
「初めてのドキドキで困ってるんだろう?」
「うん。洋介は、分かるの?」
「それは初恋だ。」
「は、初恋?どうすればいいのか、分からない。どうしよう?」
「安心しな。病気じゃねーよ。今まで外の世界で暮らしてこなかったから仕方がねーけど、少しつず慣れていけ。」
「好きになることも結婚後も嬉しいこともあるの?」
「まぁ、別の話だな。苦楽をともにするのも幸せは夫婦で味わえねーだろ。」
「私は、間違った選択をしないためにめいいっぱい考えて答えを出す。だから、側にいてくれない?洋介。」
「たく。仕方がねーけど、いいぜ。待っててやるよ。」
「ありがとう。洋介。」
「そろそろ、明日の用意してるから、風呂入ってこい。」
「うん。ありがとう。先入ってきちゃうね。」
「おう。」
智恵子は湯船でいろいろと考えていました。
『私は、このままでいいのかなぁ?この先・・・洋介に頼りばなっしじゃぁまずいかな?でも・・・1人で帰るの難しくて、お父様に勝てないし、たと言って誰かに頼りたくない。どうしよう。』
「智恵子ー。大丈夫か?」
「えっ?あっ。な、何?」
「智恵子にしちゃァなげーよ。」
「ごめん。」
「悩み事なら、俺に言えよな。聞くからよ。」
「後で落ち着いたら、話し・・・聞いてくれない?」
「構わないが、長居するんじゃねーぞ。」
「うん。」
『主と部下って言うより、カップルか、夫婦じゃない。恥ずかしくなってきた。』
「押しかけ女房じゃないかと勘違いしてるのか?」
「ブッー。なんでそんなこと言うの?私を虐めないでよ。」
「だったら、そんなオーラ出すなよ。」
「よ、洋介のバカー。」
「のぼせる前に出ろよ。」
「わ、分かってるわよ。」
お風呂から出て、席に座りお茶を飲みながら話を始めまた。
「私は、1人で国に帰って、お父様に戦いをいのんでも勝てる気がしないし、途中で何が起きるかわからない怖さがあって、だからと言って洋介や、他の誰かに頼れのなんだか申し訳ないし。どうしたらいいのかわからないの。」
「その気持ちは分からないんでもないな。」
「えっ?」
「昔の俺も似た経験したからなぁ。」
「似た経験?」
「俺の家系はアクセサリーとかの家系だった。俺はそのアクセサリーをやるのは嫌で嫌でしょうがなかったし、憧れだった騎士になった。しかし、かなり甘くはなかった。あの戦いで大切な家族と好きな人を目の前で死んだし、俺は人殺せはしなかった。未熟で最低なヤローと思ったんだ。」
「悩んで、苦しんでこの国を出ることにしたんだね。」
「全てを捨てる覚悟でな。」
「戻るのはやっぱり苦しい?」
「国を捨てた俺にとって見りゃあ、行きずれえ部分があるが行ってやらないといけねぇ事があるんだよな。」
「墓参りですね。」
「後、新の王を誕生させる。」
「新の王ですか?誰が新の王になるんですか?」
「美恵子が新の王になるんだよ。」
「私がですか?なんで、私を信じてくれるんですか?」
「幼なじみだから、わかることだってあるんだよ。それに変な方向へ行って国を滅ぼされては洒落にならねーしな。」
「それは酷くない?」
「変な道具を買わされそうにならなかったか?」
「ギク。」
「悪い奴らについて行きそうになるし。俺がついてなきゃ悪い方へ行きかげねーし。」
「私を心配していってるの?」
「どんだけ心配したんやら。」
「私の事どう思ってるわけ?」
「言わねー。」
「言わねーってどんだけよ。」
「今だけだな。」
「それは酷くない?」
「俺の事、どう思ってるんだ?」
「それは・・・。」
「答えられないだろ。俺も同じ事だ。・・・もう眠くなって来たんじゃないか?」
「・・・うん。」
「寝るか。」
「寝るってどこで寝るのよ。」
「一緒の部屋で寝るに決まってるだろ?」
「一緒の布団じゃないでしょうね?」
「一緒の布団で寝て欲しいのか?そう言ってくれると嬉しいなぁ。」
「ちょ、ちょっと私をか、からかてるの?」
「プッ。アハハハ。俺はソファで寝るだけだからよ。」
「そういやぁ、ちゃんと布団で寝てるの?」
「こっちの国に来てからはほどんとはペットで寝てないなぁ。ソファで寝る事が当たり前になってしまったし。」
「なんでペットで寝ることが多いの?」
「落ち着かねーんだよな。それによ、俺がペットで寝るなら、智恵子の寝所が困るだろう?」
「洋介・・・。私と一緒に寝ていいよ。」
「はぁ?」
「私を襲わないっていう条件なら。」
「なんだァ?気を使ってるのか?」
「だって、ちゃんと休めてないじゃないの。私のダメなら、身体を大切にしなさいよ。好きな人が早く死なれても困るし。」
「ほー。俺のことが好きで心配していってるの?ありがたいな。何年ぶりだろうな一緒に寝るのは。」
「何年だろうね。昔はよく夢とか語り合ったけ?」
「語り合った語り合った。俺は智恵子の姫騎士になるって言ってたな。」
「私は、女王になって洋介と結婚するって言ったけ?」
「夢で終わりかけた俺らが現実に叶いそうだな。」
「本気でやらないとね。」
「ああ。城までと、国王の入れ違いまで戦いが続くが智恵子も戦えるようになるか? 」
「戦い・・・怪我や、殺しは避けられないの?」
「話し合いで出来るならとっくにやってるうえに森林は山賊、海は海賊がいるうえに心がない奴らが多いなのも現実だ。」
「そんな嘘はやめてよ。」
「アレを見てみろ。森に行った奴らが怪我して帰ってきてるだろ。あれは山賊にやられた奴らだ。本当に残念だ。」
「山賊や海賊は、人を殺す事をいとわないの?」
「ないだろうな。人間は生き物を殺して食べてるしな。」
「そんなぁ。私は、知らなすぎたわけ?」
「世界は広い。少しつず世界を学んでいけ。それを活かしていけばいい。」
「洋介。私に出来るかな?」
「出来るかなでもやれないでも無いんじゃねー。やるんだ。じゃなければ死ぬだけだ。それは分かるか?」
「うん。」
「腹をくぐる、覚悟をしなければいけないんだ。この国を出発するまでにな。」
「わかった。この国のこと分からないんだけと洋介は分かる?」
「ここの国の名はレオンド王国だ。美恵子の国フラインド王国までかなりの距離はある。だが、歩いて国に行くほうがいいだろう。」
「なんで?」
「各地に仲間がいる。仲間に一言、言わなくてはならない。」
「一言?」
「各地に散る時に王を落とす時に約束として『時が来たじ。準備を始めろ。』とな。」
「それで何が起きるの?」
「それはフラインド王国に分かるぜ。それまでは分からなくていい。」
「そうよ。当日の楽しみにしなさい。」
女王が入ってきました。
「ご機嫌よう。今、大丈夫かしら?」
「女王陛下。な、なぜ、こちらへ?」
「かしこまらなくて良いわよ。いろいろお世話なってるし。」
「あ、あのー。美恵子が問題起こしましたか?」
「お兄ちゃん。私は、何もしてないしここまで護衛したのに文句言われなきゃいけないわけ?」
「美恵子。美恵子が問題起こしてないなら、何が御用なんでしょうか?まさか智恵子の事で?」
「正解。美恵子は、あなたの妹ですよね?」
「そうですけど。何が?」
「似てないと言いますか、性格が違いすぎるから気になったのよね。」
「お兄ちゃん。何が知ってるの?」
「あー。まぁ、両親に口止めされてたからなぁ。」
「私に隠し事しないで教えて。」
「美恵子は・・・実の妹じゃない。」
「えっ?う、嘘だよね?」
「美恵子は、捨て子で、実の両親は分からない。血のつながりは必要は無い兄妹として大切な妹だから。」
「なんで、なんで本当の事を言ってくれなかったの?ねぇお兄ちゃん。」
「苦しさ、悲しんだ顔見たくねーから黙ってた。黙ってた事に謝る。」
「お兄ちゃん。なんで両親は、私に言わなかったんだろう。」
「両親は、俺と同じ言えなかったんだろ。でも、いつかは、言わなきゃと考えていた矢先にあの戦争だったから、言えずしまいだった。俺はなにがあっても美恵子を大切な妹として守ることだと思ってる。」
「お兄ちゃん。私を大切に守ってくれてありがとうね。」
「ねえ。美恵子をフラインド王国に連れて行っても良いかな?美恵子も洋介と一緒に行きたいと思う?」
「私もお兄ちゃんと一緒に行く。智恵子様を1人で護衛は大変だし、女の、仲間がいた方が姫も安心ができると思うから。お願い。私も連れていってください。」
「・・・ハァー。いろいろ大変になるが、俺の指示にしっかり聞けよ。2人の責任持ってフラインド王国に行くからな。良いな。分かったか?」
「はーい。」
『なんか・・・俺の負担が増えたのは気のせいか?だとしても俺は以外と苦かもしれないがやるしかないんだな。』
「?お兄ちゃん。なにか悩み事?」
「いや、何でもねーよ。いろいろ大変になるからなぁ。智恵子は美恵子と同じ部屋でもいいか?」
「良いよ。女の子同士の話とかしたいからさ。それに、3人旅も楽しみになってきたー。」
「そ、そうか。ならいいんだけどな。智恵子と、美恵子。準備ができたい出発だからな。良いな。」
「はーい。分かったよ。お兄ちゃん。大好きだよ。お兄ちゃん。」
「分かったよ。美恵子。風呂に入って寝ろ。」
「分かったよ。」
美恵子は、風呂に入りに行きました。
「洋介。智恵子の本当の両親知ってるんじゃないの?」
「何でだ?」
「捨て子で怪しいと思ったの。知ってるなら、教えてくれない?」
「美恵子の両親は、国王の娘で双子の姉だ。」
「双子?国王の子供?」
「ああ。王は、双子を不吉とし、その時には、産まれたての赤子・・・1人が養子にされることが分かっていたから、俺の家庭に迎え入れたんだ。俺は物心ついた時に知った話だからなぁ。」
「なんで周りの大人達は、子供達に話さなかったの?」
「国王が口止めをしてくださったからだろう。だから、死者も減らせたのかも知れないな。」
「私は、何も知らなかった。これからどうすればいいんだろうか・・・」
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