シロツメクサ
一章 観覧車
ゆっくり回る、
大きな観覧車が見える場所で、
雨の中、
あたしは、あなたと、
出逢った……--
その出逢いを、
あなたは
「運命」という言葉にしました。
そのときあたしは、
正直バカみたいだと思いました。
-‐けど。
-‐今だったら、
そう思ってる自分が居る。
そう思いたいって考えてる、
自分が居るんだ。
全ては多分、
あの観覧車から始まったんだ……
一章 観覧車