音恋〜君に捧げる音〜
「やった、1人減った。」


「緊張で真っ白になったのか?」


「なんで、止めたの?」


会場中がざわざわとし始めた


でも何も聞こえない・・・


「あれが天才ピアニスト?なんかガッカリ。」


この言葉だけが私の耳に滑り込んできた


だんだん息が荒くなって手が震える


頭が固まってなにも考えられない


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