レンタル彼氏 。
「 …… ん 。 」
あ、寝ちゃってた。
床に座っていたはずの私は
いつのまにかソファーに移動していた。
夢遊病 ?
でも、私にかけられていた服を見て
自分で歩いたんじゃない、と気づいた 。
黒い大きなパーカー 。
そうだ。真央だ 。
すっかり忘れてた 。
「 どこいったのよ … 」
私は真央の姿を探し辺りを見渡した 。
「 …… いない 。 」
帰ったの?
辺りを見渡せばあの、大きな箱も
なくなっている。
夢だっのかな ?
このパーカーさえなければ
夢だと思えるのに 。
1人ぼっちだ 。
「 お風呂 、入ろう 。 」
パーカーをソファーにかけ、
お風呂に入ることにした。