レンタル彼氏 。
どうかばれませんように ……
なっちゃんと涼太にばれないように
真央を睨む。
余計なことは話さないでってゆう
念を込めて。
「 佐藤 真央 くんは どこに引っ越して
来たの ? 」
なっちゃんが口を開く。
冷や汗がでてきた。
お願いだからうまくごまかして……
ん ~ 、と考えこんだ真央は……
「 こいつの家 」
って私を指差す。
待てええええええええ !!!
「 「 「 え !? 」 」 」
私を含めた3人の声が重なる。
二人の視線が私の方を向く。
嘘でしょ。転校初日にばれたの!?
しかも涼太にまで……
「 なんちゃって 」
ってゆう真央。
今更そんなの言っても信じないでしょ!
って激しく突っ込んだ。
あー最悪。
「 だよね ~ 」
!?!?
涼太が笑顔で頷く。
なっちゃんも頷く。
「 真央くん嘘下手 ~ 」
何て言いながら2人とも笑っていた。
「 ね、ゆあ ~ 」
なんてなっちゃんから
同意を求められる。
どこまで純粋でおバカなんだ2人は
とか思いながら
「 だよね ~ 」
って笑っといた。
ごくごく自然に笑えただろうか。
「 みんなはどこに住んでんの? 」
真央がわらっていた2人に聞く。
その間、真央は私をちらりと見て、
にやっ、と笑った。
あ、悪魔!悪魔すぎるんだけど
いつかは2人にばれそう…
早く授業始ま れ ~ !!!!
って心の中で神様にお願い。
帰ったらお説教だ。