3組の日常、壊します。
「とりあえず、座りなさい。」


久しぶりに聞いたお父さんの声。

私は、どっちかを選ばないといけないの?

そう考えたら泣きそうになる。

でも、とりあえず座る。

言われたとおりに。


「今日はね、海姫にとって、少し悪い知らせがあるの。」

「ほんとはこんなことになるはずじゃなかったんだがな。」

「実は…」


いやだ。

ききたくない。

どっちかを選べとか。

ききたくないよ!
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