3組の日常、壊します。
でも、はるの反応は、思っていたのと全然ちがかった。


「なんで、謝るの?」

「えっ?」

「海姫は、悪くないよ。」


いつもの優しいはるだった。


「とりあえず、座ろっか。」


はるは、そう言いながら、体育館裏の秘密のベンチに、座る。

私が、座れずに立ち尽くしていたら、

はるが手を引っ張って無理やり座らせた。

そして、こう切り出した。
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