妻に、母に、そして家族になる
朝食の後、信濃さんとハルくんが慌ただしく準備をする音を聞きながら、信濃さんのお弁当を準備する。
この家に住む前から健康と節約の為に、バイトへは手作りのお弁当を持参していたから、お弁当作りは結構得意。
それに信濃さんは残さずに食べてくれるから作り甲斐もある。
「はい、お弁当です。今日はから揚げを作ってみました」
「ありがとう、助かるよ。いつも俺の分までごめんね」
「一つ作るのも二つ作るのも変わりませんから大丈夫です。それに、私のバイトが休みの日はお昼を買って貰ってますから」
「本当ありがとうね」
彼が巾着に入ったお弁当を鞄に入れていると、学校に行く支度をしていたハルくんが立ち止まって、羨ましそうな目をする。
「お父さんだけいいな~。ボクもフミちゃんのお弁当食べたい」
「ハルは給食があるだろ。じゃ、いってきます」
「いってらっしゃーい」
「お仕事頑張ってくださいね」
ハルくんと二人で信濃さんを送り出した後、ゴミ捨ての為に外へ出ると、背後から「おはようございます」と声を掛けられる。
この家に住む前から健康と節約の為に、バイトへは手作りのお弁当を持参していたから、お弁当作りは結構得意。
それに信濃さんは残さずに食べてくれるから作り甲斐もある。
「はい、お弁当です。今日はから揚げを作ってみました」
「ありがとう、助かるよ。いつも俺の分までごめんね」
「一つ作るのも二つ作るのも変わりませんから大丈夫です。それに、私のバイトが休みの日はお昼を買って貰ってますから」
「本当ありがとうね」
彼が巾着に入ったお弁当を鞄に入れていると、学校に行く支度をしていたハルくんが立ち止まって、羨ましそうな目をする。
「お父さんだけいいな~。ボクもフミちゃんのお弁当食べたい」
「ハルは給食があるだろ。じゃ、いってきます」
「いってらっしゃーい」
「お仕事頑張ってくださいね」
ハルくんと二人で信濃さんを送り出した後、ゴミ捨ての為に外へ出ると、背後から「おはようございます」と声を掛けられる。