クールな御曹司と溺愛マリアージュ
「なんか変なこと聞いちゃってすいませんでした。でも、拓海さんに聞いてよかったです」
「恵梨ちゃんがそう思ってくれたなら良かった。自信もってね、恵梨ちゃん可愛いんだから」
アイスコーヒーを飲みながら爽やかに笑う拓海さんは本当に優しくて、女心を良く分かってる人だ。きっと凄くモテるんだろうな。
スマートで英語もペラペラで、かっこいいし優しいし、そんな人を世の中の女性が放っておくはずないもんね。
「拓海さんって、彼女いるんですか?」
今まで皆のプライベートにはあまり足を踏み入れてこなかったけど、拓海さんを見てたら聞かずにはいられない。
「急だね。気になる?」
「そりゃ気になりますよ。正直、佐伯さんも拓海さんも成瀬君もそれぞれ個性は違うけど凄く素敵だから」
「恵梨ちゃんにそう言われると嬉しいな。六年付き合った人はいたんだけど、一年前に別れてからは特定の彼女はいないよ」
「六年も付き合ったんですか?」
「うん。結婚まで考えたのはその人だけで、多分俺はこのままずっと独身かな~。女の子好きだし、ひとりには決められないよ」
笑いながら凄いこと言ってるな。一途なのか遊び人なのかよく分からない。
拓海さんは六年付き合った彼女がいて、今はフリー。佐伯さんは……佐伯さんも彼女、いるんだろうか。
今まで考えなかったわけじゃないけど、正直女性の影みたいなものを佐伯さんから感じたことはない。
「佐伯さんて……ちょっと謎っていうか、難しいですよね」
「というと?」
「意地悪で冷たいように見えるけど時々凄く優しいと思えたり、どれが本当の佐伯さんなのか分からないです」
私に興味なんてないんだろうし、特別な感情なんてあるはずない。そう思うのに、遠回しな言葉で優しさを伝えてくれたり、心配してくれたり。
いつもの厳しくて冷たい態度から突然そんな風に違う部分を見せられて、これまで何度もそんな佐伯さんにドキドキさせられてきた。
天然なところとか普段と違う佐伯さんを知るたびに、もっと佐伯さんを知りたいと思ってしまう。
「恵梨ちゃんがそう思ってくれたなら良かった。自信もってね、恵梨ちゃん可愛いんだから」
アイスコーヒーを飲みながら爽やかに笑う拓海さんは本当に優しくて、女心を良く分かってる人だ。きっと凄くモテるんだろうな。
スマートで英語もペラペラで、かっこいいし優しいし、そんな人を世の中の女性が放っておくはずないもんね。
「拓海さんって、彼女いるんですか?」
今まで皆のプライベートにはあまり足を踏み入れてこなかったけど、拓海さんを見てたら聞かずにはいられない。
「急だね。気になる?」
「そりゃ気になりますよ。正直、佐伯さんも拓海さんも成瀬君もそれぞれ個性は違うけど凄く素敵だから」
「恵梨ちゃんにそう言われると嬉しいな。六年付き合った人はいたんだけど、一年前に別れてからは特定の彼女はいないよ」
「六年も付き合ったんですか?」
「うん。結婚まで考えたのはその人だけで、多分俺はこのままずっと独身かな~。女の子好きだし、ひとりには決められないよ」
笑いながら凄いこと言ってるな。一途なのか遊び人なのかよく分からない。
拓海さんは六年付き合った彼女がいて、今はフリー。佐伯さんは……佐伯さんも彼女、いるんだろうか。
今まで考えなかったわけじゃないけど、正直女性の影みたいなものを佐伯さんから感じたことはない。
「佐伯さんて……ちょっと謎っていうか、難しいですよね」
「というと?」
「意地悪で冷たいように見えるけど時々凄く優しいと思えたり、どれが本当の佐伯さんなのか分からないです」
私に興味なんてないんだろうし、特別な感情なんてあるはずない。そう思うのに、遠回しな言葉で優しさを伝えてくれたり、心配してくれたり。
いつもの厳しくて冷たい態度から突然そんな風に違う部分を見せられて、これまで何度もそんな佐伯さんにドキドキさせられてきた。
天然なところとか普段と違う佐伯さんを知るたびに、もっと佐伯さんを知りたいと思ってしまう。