子供が夢を確実に叶える方法~そのために親がすべき29のこと~
自分の気持ちを自分の口から伝えられるようになると、“有言実行力”も身につきます。

私は美誠に「卓球の試合で思うような試合ができず、自分なりに反省点や次の試合でやるべきことが見えた場合には、監督やコーチに自分の口で伝えに行きなさい」と常々言っています。

たとえば、監督やコーチの指示に納得できず、指示とは違う行動をとったとします。

しかし、自分の思った通りの試合運びができなかった場合、ただ落ち込んでいるだけでは成長はありません。

しっかりと考え直した結果、自分の行動が間違っていたと納得したら、監督やコーチに面と向かって「今回は申し訳ありませんでした」と自分の言葉で謝罪するだけで、気持ちはスッキリします。

そうすると、いつまでも失敗を引きずることはないため、すぐに前を向くことができるのです。

また、その謝罪を反省に変えて「これからはこうしたいと思っています」と次への行動につなげることもできます。

この“次への行動”を言葉にすることが、有言実行につながります。

自分の口から今後やりたいことを宣言した以上、言葉にした本人は必ず達成しなければならないという気持ちになりますし、それに向けての努力をします。

美誠は、そうして自分が宣言してきたことを着実にひとつずつ叶えてきました。

【私は二〇一六年には(オリンピックに)出場して、二〇二〇年には団体優勝、個人戦で優勝したい】

美誠が小学校六年生のときに書いた作文の言葉です。これは、さまざまな場面でも口にしてきました。

そして、二〇一六年、彼女はリオデジャネイロオリンピックの卓球女子団体の日本代表メンバーに選ばれました。

まさに、有言実行です。

きっと美誠は、その先にある夢も有言実行で叶えていくのでしょう。
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