孤独なシンデレラに永遠の愛を捧ぐ。
XVII.虐め
私と4人の間に壁ができた。
というか、私が一方的に作ってしまった。
実波さんとのことや、隼人のことで、私は彼らと話すことが気まずかった。
でもだからと言って、全く話さないわけじゃないし、溜まり場に行かないわけでもない。
ただ、心の距離みたいなものが遠くなって、話しずらくなった。
結論を言うと、私は恋愛初心者だった。
だから今の状況で、何をすればいいかわからないし、どう接したらいいかわからない。
だけど、自分が隼人にどれくらい残酷なことをしたのかはちゃんとわかっているつもりで、それが足枷になっていることもわかっているつもりだ。
私にはこういった経験値がないから、割り切るということができなくて、つい考え込んでしまう。
あの選択は間違っていなかったか、あの人は今何を考えているだろうか。