孤独なシンデレラに永遠の愛を捧ぐ。
リビングに戻ると、お義母さんはもう起きていて、ソファーに座っていた。
「お義母さん、ただいま」
「ああ、あんたいたの」
冷ややかなその言葉はもう慣れたものだけど、ちょっとだけ胸が痛む。
「お義母さん、あのね。雨降ってきて、洗濯物が全部駄目になっちゃったから、洗い直したよ」
「ふぅん。てか、もうこんな時間?夜ご飯作らないといけないじゃん。起こしてよ」
「ごめん。疲れてるのかなって。…今日は私がご飯作ろうか?」
「いい」
「でも、」
「いいって言ってんでしょ!」
私を睨みつけるお義母さん。
少し突っ込み過ぎたかなと反省した。
「…ごめんなさい」
謝ることしか出来ない自分が情けない。
なにか出来ることがあればいいのに。