届かないこの想いを、胸に秘めて。
「香奈恵と、仲直りしてね」
やっぱり優しい顔をしていた彼女は、ベッドから身を乗り出して私を見下ろして言って、
私は笑って頷いた。
もう一度親友に戻るために。まずはこの一歩が、私には一番大切なこと。
香奈恵ちゃんは大事な親友。
だからこそ、本当の気持ちを伝えないといけないんだ。
とても大事なことを教わったこの2日間。
小さな光を胸に抱き、私たちは眠りに落ちた。
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