届かないこの想いを、胸に秘めて。




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中村くんと話すことも増えて、とても浮かれてました。

中村くんの笑顔が大好きで。
また喋りたいなとか、会いたいなとか、中村くんを毎日のように想っていました。

ごめんね、気持ち悪いと思ったよね?
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ここで一息ついてキミを見た。

ドキッと高鳴った。


……ずるいよ。その笑顔は。


そんな表情で首を振らないでよ……。


……期待しちゃうから。



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何度か中村くんを忘れようとしたこともあります。

とても苦しくて泣いてばかりだったけど、中村くんはそんな私に頭を撫でたり、笑いかけたりするから、忘れられなかった。



中村くんはずるいと思います!
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本当にずるい!
こんなにも好きになってしまうなんて思わなかった。

目をパチクリさせる表情にキュンとする。


でも、そんなキミを今日までずっと想っている。


そして最後の便箋に入る。





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