新月の王 Ⅰ
「迷惑かけてごめんなさい」
さすがに今回の件は迂闊だった。調子に乗ってたのかもしれない。それに戻ってきたと言う情報から焦ってたのもある。
どうして言われなければ分からないのか。
ほんとバカだな・・・。
「玲央・・・無茶をするな。お前は生きてる。二度と命で遊ぶんじゃねぇ」
私の命なんてどうでもいい。
生きてる。確かに息はしてる。
何の為に、なんで私は生きている?
どうして神様は私を生かしている?
そんな愚問、何度もしてきた。意味も分からずただ息をしている。ある目的の為だけに、あの日から変わらない事実だ。
チキンレース・・・命で遊んでるつもりはなかったけど結果柊哉の言う通りだ。相手にも家族はあるし大事な人もいるだろう。私の気まぐれで遊んで言い訳がない。
それに周りに、みんなに迷惑をかけるのは不本意だから。
「・・・ごめん」
「次やったら・・・監禁してやるから覚悟しとけよ」
「・・・」
ニヤリと笑う妖艶な笑み・・・不覚にもドキッとしてしまったのは胸の奥底に沈めてしまおう。
さすがに今回の件は迂闊だった。調子に乗ってたのかもしれない。それに戻ってきたと言う情報から焦ってたのもある。
どうして言われなければ分からないのか。
ほんとバカだな・・・。
「玲央・・・無茶をするな。お前は生きてる。二度と命で遊ぶんじゃねぇ」
私の命なんてどうでもいい。
生きてる。確かに息はしてる。
何の為に、なんで私は生きている?
どうして神様は私を生かしている?
そんな愚問、何度もしてきた。意味も分からずただ息をしている。ある目的の為だけに、あの日から変わらない事実だ。
チキンレース・・・命で遊んでるつもりはなかったけど結果柊哉の言う通りだ。相手にも家族はあるし大事な人もいるだろう。私の気まぐれで遊んで言い訳がない。
それに周りに、みんなに迷惑をかけるのは不本意だから。
「・・・ごめん」
「次やったら・・・監禁してやるから覚悟しとけよ」
「・・・」
ニヤリと笑う妖艶な笑み・・・不覚にもドキッとしてしまったのは胸の奥底に沈めてしまおう。