新月の王 Ⅰ
「玲央・・・喧嘩どこでならった?」
「・・・」
起き抜けにこの質問か・・・頭が回んないな。
「言えねぇか?」
「・・・ん、まぁ零二さんとか?その他いろいろ?」
「そうか」
「気になる?」
「まぁな」
「そっか」
「言いたくねぇか?」
「・・・うん」
「・・・そうか」
「・・・うん。だから・・・これ以上聞かないでよ?」
「いつか話せる時が来るのか?」
整った顔立ちはイケメンの部類に入るのだろう。こんなにも真直ぐに見られたら、柊哉ファンは堪らないのだろうと思う。
まるで狼のようなシルバーグレーの瞳で直視してくる強い力。吸いまれそうな瞳の奥は何を映し何を見てる?
「・・・それは分からない」
「・・・そうか」
「ごめん」
「話したくなったらいつでも話せ。HR行くんだろ?」
「うん」
何か言いたそうな柊哉の表情・・・
でも言えないよ・・・
巻き込むわけにはいかないんだよ・・・
「・・・」
起き抜けにこの質問か・・・頭が回んないな。
「言えねぇか?」
「・・・ん、まぁ零二さんとか?その他いろいろ?」
「そうか」
「気になる?」
「まぁな」
「そっか」
「言いたくねぇか?」
「・・・うん」
「・・・そうか」
「・・・うん。だから・・・これ以上聞かないでよ?」
「いつか話せる時が来るのか?」
整った顔立ちはイケメンの部類に入るのだろう。こんなにも真直ぐに見られたら、柊哉ファンは堪らないのだろうと思う。
まるで狼のようなシルバーグレーの瞳で直視してくる強い力。吸いまれそうな瞳の奥は何を映し何を見てる?
「・・・それは分からない」
「・・・そうか」
「ごめん」
「話したくなったらいつでも話せ。HR行くんだろ?」
「うん」
何か言いたそうな柊哉の表情・・・
でも言えないよ・・・
巻き込むわけにはいかないんだよ・・・