新月の王 Ⅰ
「んでお前らに頼みがある」
「何すか?」
「これなんだけどよ」
そう言って零二さんはスマホを取り出しある画像を何枚か見せた。
「「「「「これって・・・」」」」」
「そうだ。ここのだろうな」
それは紛れもなく屋上で俺らが楽しく話してる時の様子だったり。俺らが眠ってしまった玲央を抱っこしてる画像だったりで
「・・・って事は、もしや」
「黒龍の姫だってもう流れてる」
「・・・まじですか」
「誰が・・・」
「たぶん、四蛇連だろうな。こっちも調べてはいるけどな、それよりも昨日の事の方がさすがにちょっとやべぇんだ」
「・・・」
「さっきの話のKATANAの件だがな。あれは玲央の兄貴の形見のバイクだ」
「形見?」
「あぁもう4年前に亡くなってんだ」
「・・・」
「あのKATANAはちょっとここら辺では有名でな。だから昨日の一件が玲央だとバレたらちょっとヤベぇんだ」
「零二さん。あのもう少し詳しく話して貰えないですか?」
「・・・そうだよな。分からねぇよな」
「「「「「はい」」」」」
「どこまで話せばいいのか分からねぇけど、あいつの兄貴は10代目黒龍の総長 相馬隼人だ」
「「伝説の?」」
「五龍をまとめたあの隼人さん?」
「そうだ」
「関東龍神連合を作ったあの人ですか」
「そうだ。初代龍神会の総長でもあるあの相馬隼人だ」
「「「「「・・・」」」」」
マジかよ。あの憧れの隼人さんの妹かよ・・・。
今日何度目のアホ面なんだよ。俺ら・・・。
「何すか?」
「これなんだけどよ」
そう言って零二さんはスマホを取り出しある画像を何枚か見せた。
「「「「「これって・・・」」」」」
「そうだ。ここのだろうな」
それは紛れもなく屋上で俺らが楽しく話してる時の様子だったり。俺らが眠ってしまった玲央を抱っこしてる画像だったりで
「・・・って事は、もしや」
「黒龍の姫だってもう流れてる」
「・・・まじですか」
「誰が・・・」
「たぶん、四蛇連だろうな。こっちも調べてはいるけどな、それよりも昨日の事の方がさすがにちょっとやべぇんだ」
「・・・」
「さっきの話のKATANAの件だがな。あれは玲央の兄貴の形見のバイクだ」
「形見?」
「あぁもう4年前に亡くなってんだ」
「・・・」
「あのKATANAはちょっとここら辺では有名でな。だから昨日の一件が玲央だとバレたらちょっとヤベぇんだ」
「零二さん。あのもう少し詳しく話して貰えないですか?」
「・・・そうだよな。分からねぇよな」
「「「「「はい」」」」」
「どこまで話せばいいのか分からねぇけど、あいつの兄貴は10代目黒龍の総長 相馬隼人だ」
「「伝説の?」」
「五龍をまとめたあの隼人さん?」
「そうだ」
「関東龍神連合を作ったあの人ですか」
「そうだ。初代龍神会の総長でもあるあの相馬隼人だ」
「「「「「・・・」」」」」
マジかよ。あの憧れの隼人さんの妹かよ・・・。
今日何度目のアホ面なんだよ。俺ら・・・。