雨の日は君と。~先輩の香り~


「…あー、ごめん。
 厳しくしすぎたな」


ごめんなって言って
私の頭をなでる櫻井先輩

「今日は帰ろっか」

気遣わせちゃったかな…?

―――…


「デートだけどさ、

 追試までまだ時間あるし
 今週末行かない?」


帰り道、櫻井先輩から言われた

まさか、そんなこと言ってくれるとは思わなくて。
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