雨の日は君と。~先輩の香り~


その魚は紺っぽい色でつり目をしていた

それに私が指さした指を見たくせに
プイッとそっぽを向いて泳いでいった


その姿が…なんだか

「…李月君に似てる」

「なにそれ」

ふ、と笑って李月君が言う

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