雨の日は君と。~先輩の香り~




へ…?

好きなんて告白された時以来
言われてなかった気がする


かぁっと一瞬で熱くなる顔



「あ、あぅ…」

何を言ったらいいのか
分からなくてどもる私



「うわ、照れる…」

やっぱりこういう事を言うのは
苦手なのか呟く李月君



でもすごく嬉しかった

慣れてなくてちょっと気まずいけど…



あ、ちょっとじゃないかも。かなり。

李月君も気まずそうに
視線を泳がせているし。



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