雨の日は君と。~先輩の香り~
風和がタイプ
――― side Fuwa ―――
しばらくしてやっと放してくれた李月君
…ドキドキでどうにかなりそうだったよ
でもおかげでいつも通りに接せられそう
なんて言うんだろう。
意識しすぎてそれが一周して元通り
…みたいな。
うん、そんな感じ。
ん~、暇だなぁ
特にすることも無くなっちゃったし。
「…お菓子でも食べる?
クッキーあるけど。」
「うん、もらおうかな…」
李月君も何か話題を見つけたいのか
提案してくれる。
そして、李月君はクッキーを取りに
部屋を出て行った