雨の日は君と。~先輩の香り~



「風和、ごめん。
 不安にさせて。」


違う…

「李月君は悪くないのっ
 私が自分勝手なだけで…」


「聞いて、風和」


「李月君に彼女がいたなんて
 当たり前だし、私大丈夫だからっ」


「ばか、聞けって」



李月君はそう言って私の頬に手を添えて
李月君の方へ向かされた

いつもとは違う李月君の怒ったような
でも優しい声にびっくりする



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