雨の日は君と。~先輩の香り~


―――放課後

私は教室で待っていた

「お、森崎じゃん。
 どうしたの?」

そう言って教室に入ってきたのは
堀田だった

「あ、堀田
 櫻井先輩に勉強教えてもらうの~」

「櫻井先輩?
 ふ~ん、そっか…」


私が説明すると
堀田は考えているような顔をした
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