†皇帝-emperor-†《Ⅰ》



後から考えれば、普段の俺ならおじさんなんて探さなかっただろうし入口を見た瞬間に少し残念な気持ちにすらならなかっただろう。


きっと、あの日の俺は初めから可笑しかった。


だけど、今はその少しおかしかった俺に少しだけ感謝してみる。


アイツを変えてくれたお前に会う為なら俺はどんなことでもしてやるよ。


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