FEEL《中》
「策ならあると言っただろう。」



サチが溜息を吐いたと同時にキラが立ち上がった。



「奴等がよく出現する路地裏がある。」

「其処に此奴がいってCheshireに入る。」



キラの言葉に柚子が付け加えた。



「あとは此奴の実力だが…それは任せろ。問題ない。」



朔弥が冷静に言った。



「ってことでぇ、終わったねぇ。」



弥生さんがご機嫌に言った。

いや、まだあるんだけどさ。



「待て。此奴を紹介する。」



サチが少し大きな声でそう言うとむぅの背中をポンっと押した。



「よろしく。」
< 106 / 151 >

この作品をシェア

pagetop