FEEL《中》
お辞儀をして静かにむぅは座った。



「此奴は俺の親衛隊長だ。」

「なら喧嘩できるんですかぁ?」



サチの言葉に今まで黙っていた星華の幹部の1人が言った。

……名前は忘れた。



「あぁ、できる。」

「…ッ。なら、相手して下さいよぉ。」



サチに見つめられ、一瞬怯んだが女はそう言った。隣を見ると朔弥は口元に小さく笑みを浮かべている。



「構わない。」



サチも見下すように笑みを浮かべると立ち上がった。



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