FEEL《中》
俺は喉がカラカラに乾いていくのがわかった。
それと同時に熱いものがこみ上げてくる。







あぁ…………、越だ。

俺達が憧れた、あの、越に間違いない。









すると視界の端でむぅが微笑んだのが見えた。


「やっぱりお兄ちゃんだ。間違いない。その声はお兄ちゃんの声だ。」



とても嬉しそうに目を細めると俯いた。
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