FEEL《中》
だって彼奴、面白がってわざと俺の背後に敵を連れてきそうだし。
うわ、なんかムカついてきた。よし。久茂に会ったら1発…、
「おい。あの女は?」
『うわぁ!綺羅さん、いたんですか!』
「初めからここにいたが?」
『え…?』
「安心しろ。お前が長い間、歩を見つめていたことは内緒にしておく。」
『…、なんか距離が遠くないですか?』
「…そんなことはない。」
『いや、遠のいてます。変な誤解はしないで下さい。』
「そんなものはしていない。」
『…わざとらしく目を逸らさないで下さい。』
そう言った後、俺は盛大に溜息をつくと立ち上がった。
足音が聞こえる。きっとむぅが帰ってきたんだろう。
ここは2人きりにしてあげよう。綺羅さんがそれを望んでいるとは思えないけど。
うわ、なんかムカついてきた。よし。久茂に会ったら1発…、
「おい。あの女は?」
『うわぁ!綺羅さん、いたんですか!』
「初めからここにいたが?」
『え…?』
「安心しろ。お前が長い間、歩を見つめていたことは内緒にしておく。」
『…、なんか距離が遠くないですか?』
「…そんなことはない。」
『いや、遠のいてます。変な誤解はしないで下さい。』
「そんなものはしていない。」
『…わざとらしく目を逸らさないで下さい。』
そう言った後、俺は盛大に溜息をつくと立ち上がった。
足音が聞こえる。きっとむぅが帰ってきたんだろう。
ここは2人きりにしてあげよう。綺羅さんがそれを望んでいるとは思えないけど。