FEEL《中》
「え、いいんですか?」



薙が俺の言葉に慌てだした。



『なんで?』


「俺達で野良さんの相手になりますかね?」


『お前達は手強いよ。心配ないよ。』


「…わかりました。」



薙は顔を顰めると俺から離れて仲間の元へ向かった。


納得してなさそうだな、あの顔は。


俺は心の中で笑うと用意し終わるのを待った。
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