FEEL《中》
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「野良さんっ!終わりましたよ!」


『お疲れ。』



俺は小さく笑みを浮かべると下の奴らが囲っている中心へと足を進める。


最初に立っていたのは…、時期幹部として噂されている龍蔵(リュウゾウ)。此奴は歩が連れてきた、実力者。

一瞬負けそうになったと歩が以前言っていた気がする。

…ってことは気が抜けないな。



「野良さん。宜しくお願いします。」



龍蔵は深くお辞儀すると戦闘態勢に入った。
うわ、あの顔は本気の顔だ。



「じゃあ、どちらかが白旗を揚げたら終わりってことで。」



薙が俺と龍蔵を見ていった。俺達は頷くとまたお互いを見つめる。
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