FEEL《中》
はぁ、面倒くさい。
「あ、今面倒くさいって思ったやろ。」
歩は顔を顰めて俺を見た。
「ひどいなぁ、ほんま。優しくしてあげとんのにぃ。」
『具体的にどの部分が優しいんですか?』
心の底から思う。
どこが?
「酷いっ!気づいてないなんてっ!」
『さっきから何回泣き真似すれば気がすむんですか。』
「野良ちゃんが心を入れ替えてくれるまでですっ!」
『じゃあ一生することになりますね。』
「冷めた顔で俺を見んといてっ!」
『はぁ…、』
足音が聞こえた。
少しして扉の開く音が後ろから聞こえた。
「悪りぃ、遅くなった。」
「やっぱ、肉まん。」
いい加減に目がチカチカするその緑頭をどうにかしてほしい。
久茂と乍羽が一緒に部屋に来た。
久茂の手にはオレンジジュース。
乍羽の手には肉まん。
乍羽にいたっては目を輝かせながら食べている。
「あ、今面倒くさいって思ったやろ。」
歩は顔を顰めて俺を見た。
「ひどいなぁ、ほんま。優しくしてあげとんのにぃ。」
『具体的にどの部分が優しいんですか?』
心の底から思う。
どこが?
「酷いっ!気づいてないなんてっ!」
『さっきから何回泣き真似すれば気がすむんですか。』
「野良ちゃんが心を入れ替えてくれるまでですっ!」
『じゃあ一生することになりますね。』
「冷めた顔で俺を見んといてっ!」
『はぁ…、』
足音が聞こえた。
少しして扉の開く音が後ろから聞こえた。
「悪りぃ、遅くなった。」
「やっぱ、肉まん。」
いい加減に目がチカチカするその緑頭をどうにかしてほしい。
久茂と乍羽が一緒に部屋に来た。
久茂の手にはオレンジジュース。
乍羽の手には肉まん。
乍羽にいたっては目を輝かせながら食べている。