FEEL《中》
優雅に座る男は俺への視線はそのままで自分の後ろの壁にもたれている男に声をかけた。



「……お前から言うか?」


「いーや、あんたがボスだ。構わん。」



紫乃はそう言うとうっすらと目を開け総長を見た。



「紫乃の手土産だが…同盟話を持ってきた。」


『は?何処?』



怪訝な顔で見るとサチは口角を上げた。




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