FEEL《中》
「…此処は?」


『俺達専用の部屋。』



「…そう」と言うと女はサチに続いて部屋へと入った。サチは部屋へと入ると直ぐに自分の定位置へと向かう。

ありゃ、精神的に疲れたんだな…。

女はサチの側に座る。俺達もいつもの場所に向かい腰を下ろす。



「はぁ…つっかれたー。」



悠生が声を漏らした。おい、お前は何もしてないだろ。唯一していたのは周りで慌てていたぐらいだろうが。

心の中で軽くツッコむが口には出さない。後で面倒になるのが想像しなくてもわかる。



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