FEEL《中》
悠生も自分の場所へと戻った。俺も立ち上がり自分のソファに座る。悠生から昼飯のパンをもらって食べてみる。やっぱり購買のパンが一番美味しい。



「そうだ。」



サチが突然立ち上がり俺達を見た。



「彼奴が帰ってくる。」


『知ってる。今日でしょ。』



サチは無表情のまま俺を見た。



「悠生か。」


『うん。』


「なら何でもねぇ。気にすんな。」



サチはまたソファに座るとコーヒーを飲みだした。



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