FEEL《中》
「俺も分かったよ。大丈夫なの?小さいんでしょ?」



は?
何の話だ?



「えぇーいいでしょ。俺がトップだもん。」



まさか。



「女1人が1つの族を潰せるほど強くはないさ。」



1つの族にあの女を襲わせるのか。
弥生はまさき〝至高〟の二文字を浮かべた顔をした。



『……、』



俺は思わず息を止めた。俺はあるとしても本職の人間の一人や二人に頼んで脅すぐらいだと思っていた。


でも襲わせるなんて。



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