FEEL《中》
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「あの…スイさん。」


「……ん?なに?」



明るい茶髪の女が顔を上げた。



「ロウさん達、遅くないですか?」


「え、そう?」


「はい。いつもより遅い気がします…。」


「ロウはああ見えてマイペースなところもあるから…気長に待つのが一番よ。」


「そうなんですか…。」


「行動時間が分かるなんて、さすがロウの側近ね。」


「い、いえっそんなことないです。」



男は照れた後、恥ずかしそうに俯いた。



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