FEEL《中》
「おい、人を指差すな。」



声の主を見ると不機嫌そうな顔をした朔弥も自分の席に座っていた。



『ちょっと!なんでお前はサチに怒られてないわけ!ずるい!差別だっ!』


「何言ってんだよ。自分からサチの元に行ったのはお前だろうが。M野郎。」


『だだだだって!怒ってるって…、』


「自分から怒られに行くやつがあるか。ドM野郎。」


『なんかイタイ奴になってるからそうやって呼ぶのやめてっ!』


「あ?どこがイタ……「失礼します。星華の皆さんが到着されました。」



執事の服を着た品の良さそうな男が淡々と報告した。俺達は言い合いを止めると俺は席に着いた。
< 87 / 151 >

この作品をシェア

pagetop