FEEL《中》
「こんにちわぁ。」



甘ったるい声と香りを漂わせて女達が到着した。



「うえぇ…」



朔弥が早くも吐きそうになっている。
頼む。耐えてくれ。


カツカツカツ
高いヒールの音が響き渡る。



「久しいですね。」



傷んでいない綺麗な茶髪のストレートを靡かせ最後に登場したのは星華のトップ。メガネを掛けていて唯一このチームの中でまともに話ができる奴。
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