恋の思い出につかって。

どうしよう なんて 思いながらハッ とした

私今…抱きつかれてる ⁉

「ちょ、離れてよ」

今更ながら じぶんの頬も紅くなってくる。

こんな じかに 人の体温に触れたのは 何年ぶりだろうか。

小さいときに 母も父も亡くし。一人悲しかった私を抱き締めてくれる人も撫でてくれる人も いなかった。

暖かくて 心臓がばくばくした 。

なんて 考えてたら 彼から返事が帰ってこないことに 気づいた

「聞いてるの? 離れてよ。」

あれ?

彼からはスースー と 息が聞こえる

無理矢理 引き離すと

彼は寝ていた

………だからこいつ何者だよ。

でも、彼のかおは 落ち着いていて まだ、頬が ほのかにピンク色に染まっていた

< 4 / 6 >

この作品をシェア

pagetop