恋の思い出につかって。
どうしよう なんて 思いながらハッ とした
私今…抱きつかれてる ⁉
「ちょ、離れてよ」
今更ながら じぶんの頬も紅くなってくる。
こんな じかに 人の体温に触れたのは 何年ぶりだろうか。
小さいときに 母も父も亡くし。一人悲しかった私を抱き締めてくれる人も撫でてくれる人も いなかった。
暖かくて 心臓がばくばくした 。
なんて 考えてたら 彼から返事が帰ってこないことに 気づいた
「聞いてるの? 離れてよ。」
あれ?
彼からはスースー と 息が聞こえる
無理矢理 引き離すと
彼は寝ていた
………だからこいつ何者だよ。
でも、彼のかおは 落ち着いていて まだ、頬が ほのかにピンク色に染まっていた