溺愛ENMA様
渡り廊下へとつながる重いガラスのドアを開けると、高木海人は先に来ていた。
彼は背の高いスラリとしたイケメンで、私の姿を見るなり少し照れたように自分の靴先に眼をやった。
「ごめんね、待った?」
「いや、俺こそ急にごめん。俺が無理矢理ID聞き出したんだ。だから涼馬を怒らないでやってほしいんだ」
真っ直ぐな眼差しと、友人のフォローを忘れない彼の姿勢に、不覚にも私はキュンとしてしまった。
奥二重の涼しげな眼が綺麗。
「うん……」
もう怒りまくったけど、この爽やかな王子様を目の前にすると、さすがに私もしおらしく頬を赤らめてしまった。
だって、カッコいいんだもん、頭よさそうだし。
彼は背の高いスラリとしたイケメンで、私の姿を見るなり少し照れたように自分の靴先に眼をやった。
「ごめんね、待った?」
「いや、俺こそ急にごめん。俺が無理矢理ID聞き出したんだ。だから涼馬を怒らないでやってほしいんだ」
真っ直ぐな眼差しと、友人のフォローを忘れない彼の姿勢に、不覚にも私はキュンとしてしまった。
奥二重の涼しげな眼が綺麗。
「うん……」
もう怒りまくったけど、この爽やかな王子様を目の前にすると、さすがに私もしおらしく頬を赤らめてしまった。
だって、カッコいいんだもん、頭よさそうだし。