溺愛ENMA様
私は身を起こして仁の顔を見つめた。
「いっぱい仁に話したいことがあるの」
仁がにっこりと笑う。
「どうした?」
「ねえ仁、閻魔が来たの」
仁が真顔に変わった。
「人間以外の気配がまるでない。ここにいるのか?もしかして……閻魔帳か?」
私は軽く頷いて、溜め息をついた。
「多分私が、ここは死者の国じゃないんだから人間と同じように振る舞えって言ったから、術か何かで人になってるんじゃない?
それよりも朱里がね、意識を取り戻したの。だから閻魔に返したんだけど」
「ならもういいんじゃないのか」
私は閻魔のニヤリとした顔を思い返しながら、頬を膨らませた。
「いっぱい仁に話したいことがあるの」
仁がにっこりと笑う。
「どうした?」
「ねえ仁、閻魔が来たの」
仁が真顔に変わった。
「人間以外の気配がまるでない。ここにいるのか?もしかして……閻魔帳か?」
私は軽く頷いて、溜め息をついた。
「多分私が、ここは死者の国じゃないんだから人間と同じように振る舞えって言ったから、術か何かで人になってるんじゃない?
それよりも朱里がね、意識を取り戻したの。だから閻魔に返したんだけど」
「ならもういいんじゃないのか」
私は閻魔のニヤリとした顔を思い返しながら、頬を膨らませた。