溺愛ENMA様
「てゆーかさ、ルナってある意味不幸よね」
「なんで?」
私がキョトンとして亜子ちゃんを見ると、彼女は数メートル離れた位置でガヤガヤと盛り上がっている男子を見つめながら溜め息をついた。
「だって、円真君とはイトコなんでしょ?!あんなイケメンと血が繋がってるなんて、不幸でしかないわよ」
私は亜子ちゃんにつられて、南の窓際で騒いでいる男子達に眼を向けた。
その真ん中で閻魔が皆と何か話し、弾けるように笑っている。
喉元のボタンを外し、タイが緩んでいる閻魔は、なんだか小さな子みたいだ。
それなのに、半袖から見える腕は筋肉が張っていて逞しい。
亜子ちゃんがウットリとした声で続けた。
「イケメン涼馬が霞んで見えるわ。ああ、ダメ。円真君見てると恋しちゃいそう」
「なんで?」
私がキョトンとして亜子ちゃんを見ると、彼女は数メートル離れた位置でガヤガヤと盛り上がっている男子を見つめながら溜め息をついた。
「だって、円真君とはイトコなんでしょ?!あんなイケメンと血が繋がってるなんて、不幸でしかないわよ」
私は亜子ちゃんにつられて、南の窓際で騒いでいる男子達に眼を向けた。
その真ん中で閻魔が皆と何か話し、弾けるように笑っている。
喉元のボタンを外し、タイが緩んでいる閻魔は、なんだか小さな子みたいだ。
それなのに、半袖から見える腕は筋肉が張っていて逞しい。
亜子ちゃんがウットリとした声で続けた。
「イケメン涼馬が霞んで見えるわ。ああ、ダメ。円真君見てると恋しちゃいそう」